与信調査は信用調査とも呼ばれるもの、取引先企業の支払い能力など金銭的な信用度合いなどを調べるもので、自社で行う方法もありますが外部の信用調査を専門にしている会社に委ねるケースも少なくありません。自社で行う場合には、本来の業務とは別に与信調査のための時間を費やす必要があります。基本的に、与信調査は自社の営業部や経理部などが保管している情報や過去に取引担当を行っていたスタッフによる面談などで取引先の信用度合いを確認するのが一般的です。ただ、社内にある情報だけでは十分な信頼性を確認することは難しい、その理由は信用というものは日々変化し続けているので保管してある情報は過去のもの、現状では変化している可能性が高いなどが挙げられます。
そこで、現状の状況を把握する目的で行うのが直接取引先企業の代表や担当者に対し、訪問・電話・メール・ファックスなど、このような手段でヒアリングを行う直接調査が必要になります。そのため、自社で行う場合は社内調査と直接調査といった2つの方法を併用することで信頼性の正確さに繋がります。外部調査も信頼性の確定には欠かせない方法、これは調査対象になる会社以外からの情報収集です。商業登記簿・不動産登記簿などを取得する官公庁での調査、インターネットでの検索なども有益です。
これらを組み合わせることで確実な信用調査に導くことができます。コストはかかるけれども、信用調査会社に依頼することで自社内での作業を大幅に削減できるメリットもあります。