家系図作成の目的や法的な効力について

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家系図生活/暮らし調べ方

家系図は一族代々の系統を図式化した物であり、ある人から見て親族の誰がどの親等になるかがひと目でわかるようになっているのが特徴です。親等の関係が即座に理解できる点は家督相続の優先順位を知るのに役立つことから、日本では古くから普及していました。また、現在では財産相続の優先順位を知る他、自身のルーツを知る目的で作成するケースが増えています。古くから代々続く血筋を図式化することで長い歴史の中、自分がここに存在していることを改めて認識するのが家系図作成が増加している理由と言えるでしょう。

一方で家系図はあくまでも個人レベルで作成する私的な書類であり、法的な効力は存在しないことを理解しなければいけません。家系図作成には情報収集のために戸籍謄本を請求する必要があり、その点から法律の専門家である弁護士や司法書士が携わるケースが少なくありません。弁護士が関わっているから法的な効力が強いイメージがありますが、弁護士は第三者でありながら戸籍謄本を請求できる権利を持っているだけです。法律の専門家が家系図を作成してもその書類には公的な要素は皆無であり、これをもって相続の権利などを主張することはできないのが実状です。

あくまでも代々の血筋をひと目でわかるように図式化した物であり、個人で楽しむ嗜好品と割り切るのが上手な扱い方と言えます。弁護士などに依頼するのは必要な情報を集め、正確に図式化することが目的であることを忘れてはいけません。

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